凸版印刷は、仮想空間に構築した複数の店舗をショッピングモールのように見て回ることができるアプリ「メタパ」を開発した。12月15日から企業向けに提供を開始する。第1弾として、米国発のショールーム型店舗「b8ta」が出店することが決まっている。
企業はメタパを利用することで、仮想空間上でのバーチャル店舗の構築とアプリへの搭載、Eコマースサイトとの連携をワンストップで実現できる。バーチャル店舗のアクセス人数や商品閲覧数、Eコマースサイトへの遷移数などを分析する機能もある。
利用者は、仮想空間上の複数の店舗を見て回りながら買物ができるほか、アバター(分身)を使って友だちや家族と会話やチャットをしながら買物することも可能。商品は立体CG(コンピュータグラフィックス)化されており、さまざまな角度から確認したり、AR(拡張現実)機能を使って部屋に置いたときのイメージを確かめたりできる。
メタパの利用料金は1店舗当たり300万円からで、バーチャル店舗や商品の立体CGの制作代を含む。2021年度内に月間1万人以上のアクセスを目指す。