サンドラッグ

キリン堂ホールディングスの株式を取得、持分法適用会社へ

 サンドラッグが重要な経営指標としているR O A(総資産経常利益率)は2024年3月期実績10.7%、R O E(自己資本当期純利益率)は同11.9%となっており、いずれも上場ドラッグストア(D g S)企業トップクラスの高収益力を誇る。D g S事業では「1店舗2ライン制」(店舗スタッフをカウンセリング販売スタッフと運営スタッフに分けてマネジメントする体制)によって、専門性と効率化の両立を図っている。24年3月末時点のグループ総店舗数は1473店舗。D g S事業は1080店舗(フランチャイズチェーン店含む)、うちサンドラッグの直営店は832店舗(駅前型2 1 3 店舗、郊外型6 1 9 店舗)である。ディスカウントストア(D S)事業では子会社のダイレックスが393店舗を展開している。2 4 年3月期実績は、売上高7 5 1 7 億円( 対前期比8 . 9%増)、営業利益409億円(同9.5%増)となり、過去最高益を更新した。既存店売上高は同3 . 0%増( D g S 事業:同2 . 7%増、DS事業:同3.4%増)と順調であった。粗利益率も同0.3ポイント改善(25.2%)し、利益コントロール力の高さも示した。

 同社の中期経営計画での目標数値は、2 6 年3月期に売上高1兆円、営業利益6 0 0 億円( 営業利益率6 . 0%)、店舗数1750店舗。規模拡大策では、出店強化の方針に基づいて開発人員を増強しており、24年3月期には同社として過去最高の1 1 0店舗を出店した。今後も新規出店を継続する。事業戦略では、E C事業を強化し、調剤店舗(単独・併設)の出店にも取り組む(24年3月期末の調剤店舗数:単独31店舗、併設156店舗)。同社は2 4 年2月にキリン堂ホールディングスの株式33.4%を取得し、持分法適用会社とした(24年2月期:売上高1383億円、店舗数411店舗)。

代表取締役社長 CEO : 貞方 宏司

売上高売上高
総利益率
売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
751,777百万円25.1%5.4%19.7%5.5%3.8%

決算期:2024年3月 / 連結

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