【大手ドラッグストア】マツキヨ、サンドラは増収増益、カワチは減益

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 大手ドラッグストアの2009年3月期決算が出揃った。最大手のマツモトキヨシホールディングスの連結業績は売上高が3922億円(前期比0.3%増)、営業利益が163億円(3.5%増)。期中に76店舗を改装、不採算店70店舗を閉鎖する既存店てこ入れ策が奏効し、共に微増ながらも増収増益を保った。サンドラッグの連結業績も売上高2325億円(6.6%増)、営業利益148億円(6.1%増)の増収増益で、過去最高を記録した。

 一方、両社に比べ食品・日用品の売上構成比が高いカワチ薬品は、消費不況による価格競争の影響などで粗利益率が悪化。11店の新規出店の投資負担も重なって、売上高は4.1%増の2339億円となったものの、営業利益は25.4%減の77億円だった。

 なお、その他の大手ドラッグストアの連結業績は、2月期決算のスギホールディングスが売上高2721億円(9.7%増)、営業利益は118億円(8.9%増)。ツルハホールディングスの09年5月期業績予想は売上高が2500億円(9.8%増)、営業利益が106億円(4.5%増)となっている。

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