シリーズ4施設目は近隣商圏型!「マークイズ葛飾かなまち」の館づくりに迫る

取材・文:西岡 克(フリーランスライター)

三菱地所(東京都/中島篤社長)は93日、東京都葛飾区のJR常磐線「金町」駅北口に近隣商圏型ショッピングセンター「MARK IS(マークイズ)葛飾かなまち」を開業した。市街地再開発事業の一環で、20229月に閉店した旧イトーヨーカドー金町店の隣地に建設し、日常生活を支える50のテナントが入居。30年冬には増床も計画する。

再開発の第1期として開業した「マークイズ葛飾かなまち」。第2期は写真左方向に増床し、公共施設などが整備される予定。写真奥には高さ150mのタワーマンションが建設される

製紙工場跡地を再開発、タワマンも計画

 三菱地所が展開するSC「マークイズ」は、134月の「マークイズ静岡」(静岡県静岡市)を皮切りに、同年6月に「同 みなとみらい」(神奈川県横浜市)、1811月に「同 福岡ももち」(福岡県福岡市)を開業している。今回は4施設目で、東京では初出店。マークイズとしては最小規模の施設となる。

 金町駅西側にあった三菱製紙中川工場の跡地などの再開発事業として、三菱地所は三菱地所レジデンス(東京都/宮島正治社長)、三井不動産レジデンシャル(同/嘉村徹社長)らと共同で、「金町」駅北口から徒歩7分の約3ヘクタールの土地を開発。商業施設に加え、40階建て約900戸のタワーマンションや区民事務所、バンケットホールを備える公共施設の建設を進めている。

 その第1期事業として開業したのが「マークイズ葛飾かなまち」だ。店舗用途の延床面積は約25587㎡、

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