イオンモールは2月8日、名古屋駅近くで建設中の複合施設「ノリタケの森プロジェクト(仮称)」に名古屋外国語大学のサテライトキャンパスが入居すると発表した。施設が開業する今秋から同キャンパスで授業を始める予定だ。
ノリタケの森プロジェクトはイオンモールとしては初となるオフィス複合型の商業施設で、名古屋駅から北東に約1キロメートルにある公園やミュージアム、レストランなどの複合施設「ノリタケの森」に隣接する。名古屋外大のサテライトキャンパスは、オフィスフロアの6階に入居する。賃貸面積は約7600平方メートル。
同大学は愛知県日進市にキャンパスがあり、約4800人の学生が在籍する。新型コロナウイルスの感染拡大により、同大学でも2020年春からオンライン授業が中心になっているが、学生や保護者からは対面授業を希望する声が上がっていた。
そこで同大学では、ノリタケの森プロジェクトに新たにサテライトキャンパスを構えて学生の分散化を図ると共に、ワンフロアで7000平方メートルを超える同施設の特徴を生かして、社会的距離を保ちながら対面授業ができる教室環境を整備する。
ノリタケの森プロジェクトは、オフィス施設に近隣型ショッピングセンターを併設する。総賃貸面積は約3万7000平方メートル。商業施設部分は、オフィスで働く人や単身者が多い近隣住民を対象にしたテナント構成となる予定だ。