「マックスバリュおゆみ野店」がリニューアル!MV関東が描く「買物体験型スーパー」の全貌

若狭 靖代(ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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「買物体験型スーパーマーケット」へのリニューアル

 「滞在時間を楽しむスーパーマーケット」とは、買物に費やす時間そのものを楽しんでもらうものだ。たとえば対面売場を充実させ、従業員が来店客と積極的にコミュニケーションをとって生鮮食品の特徴や調理法を伝えたりする。こういった取り組みは、“生鮮重視”による鮮度の高い、充実した、その日その日で変化のある商品の充実あってこそだ。狙いは、短い時間で必要なものだけを購入する、いわゆるショートタイムショッピングの真逆で、ゆっくりと店内を回遊・滞在してもらうことにある。そのため鮮魚売場は、壁面をすべてガラス張りの対面販売スペースにした。また改装前は、店内を壁面沿いに回るような昔ながらのレイアウトだったが、リニューアル後はゴンドラを主通路の壁面に対して斜めに配置することで回遊性を高める工夫も行った。

おゆみ野店の鮮魚売場
鮮魚売場の広々とした対面販売スペース。従来通りの店内調理(下ろし・捌き)に加え、旬や特徴に合わせた調理法なども聞くことができる。

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