GO GREEN 2022の集大成!「サミットストア世田谷船橋店」をレポート!
鮮魚売場では、福井産「めばる(680円)」や大分産「ほうぼう(680円)」などの丸魚を並べることでライブ感を演出。ガラス越しに店員が「天然ぶり(100gあたり88円)」を捌く様子を見ることができ、鮮度をアピールしていた。
さらに、ファミリー層の「即食・簡便ニーズ」を捉える商品が並ぶ。焼くだけで調理が完了する、冷凍の「骨取り白身魚のバジルソテー(198円)」や、店内で調理した「脂ののったメロカマ西京焼(704円)」などを訴求していた。
驚いたのは、刺身の「つま」を従来より少ない量の食べきりサイズに調整していたことだ。これは、食べる際に、「(『つま』でかさ増しされていて)思ったより刺身の量が少なかった」とガッカリする体験を避ける工夫である。POPにも、「他店より(見た目と実際の量のギャップが)少ないです」と表記することでお得感をアピールしていた。「つま」の量の調整は、お客の声を受けて始めた取り組みで「あったらいいなを実現するMD」の典型的な例であると言える。
精肉売場でも、店内加工した商品を訴求。ソースから店内で調理した「アンガス黒牛もも赤身ステーキ シャリアピンソース(449円)」などを販売していた。
所得が高いお客が多い商圏特性に対応するべく、100gあたり798円の「岩手産 黒毛和牛ばらカルビ焼用・4等級(1276円)」や100gあたり598円の「岩手産 いわて和牛サーロインステーキ用・4等級(1184円)」なども訴求する。
サミットストア世田谷船橋店の目標年商は29.2億円。「GO GREEN 2022」の集大成の店であることに加え、「ドミナントエリア」で旗艦店としての役割を発揮できるか、注目が集まる。