即席麺市場、コスパ・タイパともに高く、価格改定の影響小さく
秋冬に需要が高まる和風カップ麺に期待
KSP-POSデータのカップ麺の期間通算の金額PIは1万8240円で対前年同期比3.7%増、数量PIは141.48で同4.1%減。袋麺同様にカップ麺も価格改定の影響で数量PIでは前年割れ、金額PIでは前年を上回った。ロングセラーブランドを筆頭に定番商品が根強い人気のカップ麺。トップブランドの「カップヌードル」は、8月に中華料理メニューで人気の「担担麺」をアレンジした「カップヌードル 担担」を発売。さらに9月には52回目のバースデーを記念して、ワンランク上のスープと具材が味わえる「特上 カップヌードル」を期間限定で発売した。10月末にも特定の具材が大量に入った商品を発売し、カップ麺売場を盛り上げている。
サンヨー食品では、「カップスター和風シリーズ」をさらに上質感のある味わいへ進化させた。ヤマダイでは、「ニュータッチ凄麺」の逸品シリーズからうどんを新発売した。秋冬に需要が高まる和風麺の需要拡大に期待が寄せられている。