「コロナ時代の免疫効果」で需要伸びる高級ハチミツ・マヌカハニー 浮上した偽物問題に自主規制で対処 

2020/12/11 05:58
    上妻英夫(KIプレス)
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    抗菌成分MGOに着目して、本物と偽物を見分ける 

    ニュージーランドに自生するマヌカの花
    ニュージーランドに自生するマヌカの花

     マヌカハニーはニュージーランドで、創傷、歯周病、皮膚疾患、口内疾患、扁桃腺炎などの治療、また、十二指腸潰瘍、胃潰瘍、胃がんなどの予防や治療に使用されている。またマヌカハニーの保湿効果に着目し、カサカサ肌などの肌体質改善にも一役買っているという。

     「MGOの含有量が多いほど抗菌作用が強くなる分、価格もそれに応じて上がる。自分の体調や目的に合った製品を選択することが、健康面、経済性を考えても賢明な選択となります。もし、疑問(本当に表示と中身のMGO値が一致しているか?)を持った商品があれば、わが協会にご相談してみてください」(日本マヌカハニー協会・事務局長)

     6年前から高級マヌカハニーを取り扱っている株式会社コサナの澤畑佳成氏(営業開発部 ゼネラルマネージャー)は「百貨店や専門店で購入されるケースに加え、最近はネット販売で手に入れる消費者が増えています。わが社の売れ筋でも、主力の4種類(MGO100+、250+、400+、550+)を販売していますが、この時期は特に『マヌカハニーMGO400+』(250グラム、6500円)が人気です。次いで人気なのが、初めてマヌカハニーを購入されるお客さまにエントリー用として支持されている『マヌカハニーMG100+』(250グラム、3100円)です。リピーターが多いのが特徴で、今後さらに認知を高めていきたい」と語った。

     当面、ウィズコロナ、アフターコロナの状況は続きそうな中で、免疫効果のある食品に対する関心度はますます高まっていくものと考えられる。高級マヌカハニー市場の今後の動きから目が離せない。

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