合わせ酢(和風)部門No.1は「だしのきいたまろやかなお酢」=創味食品

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局 文=室作幸江(ライター)
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店頭プロモーションとしてCMメニューの試食販売を実施

 「だしまろ酢」は3月の発売以降、順調に売上を伸ばしているが、新CM「だしまろ酢3秒クッキング」の投入により、需要期を過ぎた9月以降も順調に出荷数を伸ばしており、11月20日現在で350万本を突破した。

 同社ではヒットの要因として、通常の“だし入り酢”であれば用途が酢の物などの和食の副菜に限られるが、「だしまろ酢」は和洋中問わず美味しく仕上がるように味に汎用性を持たせたことで、酢をよく使う中高年以外の若年層にも利用が広がったことが大きい、と分析している。

 酢は一般的に味を決めるのが難しい調味料とされているが、「だしまろ酢」はだしが入っているため、“かける”だけ、“あえる”だけなど、「〇〇するだけ」で誰でも簡単に味を決めることが可能。とくにゆずの香りはジャンルを問わず、さまざまな料理と相性がよいため、炒め物や揚げ物など、和洋中を問わずさまざまなメニューに使用でき汎用性が高い。

 秋冬の店頭プロモーションではテレビCMと連動し、焼くだけメニューとして「ブリの照り焼き」、あえるだけメニューとして「カニときゅうりの酢の物」、漬けるだけメニューとして「ピクルス」を紹介する、店頭での試食販売を展開する。また、日本テレビ「ヒルナンデス」のインフォマーシャルにて、年末年始に向け「豚肉のさっぱりやわらか煮」と「紅白なます」を紹介し、簡単におもてなしメニューがつくれることを訴求する。創味食品では今後も、テレビCMやキャンペーン、さまざまなメニュー提案を通じ、「だしまろ酢」の使用シーン拡大につなげていきたいとしている。

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