カカオ産地の持続可能な未来のために 「明治 ザ・チョコレート」をリニューアル
理解と共感を促すために形状とパッケージを刷新
「カカオ産業のサステナブル化に貢献」と「チョコレートの嗜好価値向上に貢献」。この二つが「明治 ザ・チョコレート」のめざすところだ。その思いを伝えていくために、今秋、チョコレートの形状とパッケージを大幅刷新した。
形状は、カカオの香味を最大限に引き出す薄さに設計し、香り立ちが際立つ表面加工を施した。また、満足感と連食性を考慮し、1 枚当たりの重量を16.7gから3.5gに変更。さらに、見た目の美しさとユーザビリティを追求し、日本古来の美の基準といわれる大和比を採用したひとくちサイズのチョコレートに仕上げた。
パッケージは、カカオ産地の循環をイメージさせるデザインを採用することで、産地と消費者のサステナブルなつながりを訴求している。
「今回のリニューアルによって、香味を最大限に愉しめ、生活シーンに浸透するベストサイズになりました。『明治ザ・チョコレート』の喫食者が増えれば、サステナブルな循環がより多く回り、カカオ産地の課題解決につながります。そうなれば、持続可能なカカオの産業に変革することができるでしょう」(日吉氏)
海外ではすでにサステナブルコーナーが充実しており、チョコレート売場全体の8割をサステナブル関連の商品が占める売場もある。SDGsへの関心がますます高まるなか、「明治 ザ・チョコレート」を通じたサステナブルな取り組みを、より多くの人に理解し、共感してもらうために、明治では店頭やプロモーションでの訴求も強化していく考えだ。