コロナ禍3度目の「ハロウィーン」 自粛モード解除の兆しも在宅需要は根強く
「経済効果」が3位に返り咲き
男女で見られる捉え方の違い
「ハロウィーン」に肯定的な人が答えたその理由は、1位は「本来の意味と違っても日本風に楽しめば良い」で34.6%、2位は「子どものためのお祭りとして良い」で29.4%、3位は「経済効果がある」で27.6%だった。
前年4位であった「経済効果がある」は3位に返り咲いた。性年代別では(下図)、20代~40代男性で「たまにはめを外す機会として良い」の回答割合が高く、20代~40代女性では「飾りつけなどが楽しい」の回答割合が高い。世代差や男女差が大きい結果となっている。
一方、「ハロウィーン」に否定的な人が答えたその理由は、1位は「自分には関係がないように思う」で47.7%、2位は「何かと理由をつけて騒ぐのは良くない」で33.5%、3位は「新型コロナウイルス感染症の感染拡大につながりそう」で29.2%となっている。
前年1位の「新型コロナウイルス感染症の感染拡大につながりそう」(前年49.5%)は20pt以上回答割合が減少した。性年代別では、40代~60代女性で「自分には関係がないように思う」の回答割合が高く、20代~30代女性では「新型コロナウイルス感染症の感染拡大につながりそう」や「もう飽きた」の回答割合が他の性年代よりも高い結果となっている。
【調査概要】インターネット調査、調査期間:202年9月1日~2021年9月12日、有効回答数:1万116人(首都圏、関西圏、東海圏の合計)。令和2年国勢調査人口に基づいて性別・年代・地域の250区分でウェイトバックを実施)。
【執筆者】
『ホットペッパーグルメ外食総研』上席研究員 稲垣昌宏
エイビーロード編集長、AB-ROAD.net編集長、エイビーロード・リサーチ・センター・センター長などを歴任し、2013年ホットペッパーグルメリサーチセンター・センター長に就任。市場調査などをベースに消費者動向から外食市場の動向を分析・予測する一方、観光に関する調査・研究、地域振興機関である「じゃらんリサーチセンター」研究員も兼務し、「食」と「観光」をテーマに各種委員会活動や地方創生に関わる活動も行っている。肉より魚を好む、自称「魚食系男子」
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