米アルディ、2万人以上を新規採用、最低賃金も引き上げ
ドイツのハードディスカウンター(小型の食品ディスカウントストア)、アルディの米国法人アルディU.S.は2万人以上を新規採用することを明らかにした。同社は2021年に100店舗の新規出店を計画しており、大量採用によって人材を確保する。
新規採用するのは店舗と物流倉庫の時間給従業員。9月20日から24日まで2100以上の店舗と25カ所の物流倉庫で採用イベントを実施、面接などを行う。
人材獲得競争が激しくなるクリスマス商戦を前に、最低賃金も引き上げる。最低賃金は店舗が平均で時給15ドル、物流倉庫が平均19ドルとする。地域や職種によって最低賃金は異なる。
採用した従業員は、健康保険制度や退職金制度も利用できるようにする。
アルディU.S.は2017年から50億ドルを投じる5カ年の成長戦略を実行しており、22年末までに店舗数を2500店舗に増やす計画だ。