[3日 ロイター] – カナダのスポーツ衣料大手ルルレモン・アスレティカが3日発表した2021年度の純売上高と調整後1株利益の見通しは、いずれもアナリスト予想を超えた。新型コロナウイルスの感染防止規制が緩和されても、同社製品の需要は持続すると見込んでいる。
新型コロナ危機でジムが閉鎖された後、屋外でのランニングや自転車走行などの運動が活発化した影響でルルレモンやナイキなどの衣料品需要が急増。さらに在宅勤務時に快適な服装を求める動きも広がり、各社はカジュアル衣料の品ぞろえを強化している。
こうした中でルルレモンは21年度の純売上高見通しを55億5000万-56億5000万ドルから58億3000万-59億1000ドルに、調整後1株利益は6.30-6.45ドルから6.73-6.86ドルにそれぞれ引き上げた。
リフィニティブのIBESデータによると、アナリスト予想はそれぞれ56億8000万ドルと6.48ドルだった。
第1・四半期決算は純売上高が前年同期比88%増の12億3000万ドル、調整後1株利益が1.16ドル。ともにアナリスト予想の11億3000万ドルと0.91ドルを上回った。