カルフール、ウーバーイーツと連携した宅配をフランス全土に、ベルギーでも
フランス小売業大手のカルフールは、米ウーバー・テクノロジーズ傘下の料理宅配サービス「ウーバーイーツ」と連携した店頭商品の宅配をフランス全土に広げる。また、隣国のベルギーでも同様の宅配サービスを始めることでウーバーイーツと合意した。
カルフールは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月6日にパリ市内のコンビニエンスストア「カルフール・シティ」15店舗で、ウーバーイーツと連携した宅配サービスを始めた。
その後、対応店舗や配送対象エリアを順次拡大し、7月20日時点ではカルフール・シティと食品スーパー「カルフール・マーケット」の計330店舗が対応。91都市で宅配サービスを行っている。今後はハイパーマーケット業態でも対応する方針だ。
ウーバーイーツの専用アプリで、カルフールの店舗を選ぶと食品や日用品など250品目ほどを購入することができる。注文した商品は平均30分ほどで届く。9月初旬までに取り扱い商品を500品目に増やすとともに、対応店舗をフランス全土に広げる。
カルフールとウーバーイーツは2019年に台湾で、店頭商品の宅配サービスを始めた。ベルギーでは9月から、首都のブリュッセルと東部の主要都市リエージュで両社が連携した宅配サービスを始める。