米ターゲット、通期利益見通し引き上げ 好調な年末商戦を予想
[20日 ロイター] – 米小売大手ターゲットが20日、通期の利益見通しを引き上げた。即日配送サービスや店舗改装が奏功する中、年末商戦が力強い内容になることを示唆した。
これを受け、ターゲット株は序盤の取引で12%超急伸した。
合わせて発表した第3・四半期(11月2日まで)決算は、総売上高が約5%増の186億7000万ドル。一時項目を除く利益は1株当たり1.36ドルで、リフィニティブ予想の1.19ドルを上回った。
通期の調整後利益は1株当たり6.25─6.45ドルとし、従来の5.90─6.20ドルから引き上げた。
即日配送サービスの投資強化を背景に、オンラインを通じた販売は第3・四半期に31%増加。店舗の来客数は3.1%増えた。
既存店売上高は4.5%増で、予想の3.6%増を上回った。年末商戦の既存店売上高3─4%増を想定し、予想と一致した。
米ウォルマートも先週、好調な第3・四半期決算を発表し、好調な年末商戦期を予想して通期の利益見通しを引き上げた。