アマゾンは郊外スーパーに広げ、あのアルディも開始!レジレス店舗のいま
2018年にアマゾン(Amazon.com)がレジレス店舗「アマゾンゴー」を出店してから早4年。今ではさまざまな企業がレジレスシステムの開発でしのぎを削っており、欧米の小売店ではレジレス化が加速しつつある。最新動向をレポートする。
アルディも“レジレス化”
ドイツ系ハードディスカウンター(HDS)のアルディ(Aldi)は今年1月、ロンドン市内グリニッジにレジレス店舗「アルディ・ショップ&ゴー(Aldi Shop & Go)」を出店した。店舗面積は487㎡と通常店舗の半分のサイズで、米国のレジレス開発企業AiFiのシステムを採用している。
英国内では昨年、テスコ(Tesco)や、アマゾンのレジレスシステム「ジャスト・ウォーク・アウト(JWO)」を採用したセインズベリー(Sainsbury’s)がレジレス店舗を出店している。しかし、HDSという店舗投資を徹底的に抑えるはずの業態がレジレスフォーマットを出店するのは、世界でも初めてのことではないだろうか。
同店ではJWOと同様、専用アプリを立ち上げQRコードをゲートにかざして入店し、買物が終了したら出口ゲートから退店するだけ。出口で再度QRコードをかざす必要はなく、通過後しばらくするとEメール経由でレシートが送られてくる仕組みだ。
一方、品揃えは通常の店舗とほぼ同一である。ただし、毎週商品が入れ替わり、“宝探し”のように買物を楽しめるアルディの重要な集客コーナーの1つ「アルディ・ファインズ」は
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