アメックス、第3四半期40%減益 コロナ禍で消費鈍化
[23日 ロイター] – 米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)が23日発表した第3・四半期(9月30日まで)決算は、新型コロナウイルス感染拡大を受けた消費の鈍化が重しとなり、利益が予想を下回った。
アメックスは大手航空会社やホテルなどと提携。スティーブ・スクエリ最高経営責任者(CEO)は、「ビジネス旅行需要は2021年終盤か、22年初旬まで回復しない公算が大きい」と述べた。
第3・四半期の利益は約40%減の10億7000万ドル(1株当たり1.30ドル)。リフィニティブがまとめた1株利益のアナリスト予想は1.35ドルだった。
金利費用を除く総収入は20%減の88億ドル。クレジットカード事業を含むグローバル・コンシューマー・サービス部門の純利益は約14%減の8億5500万ドルだった。
貸し倒れ引当金は6億6500万ドル。
クレジットカード消費は19%減の2487億ドル。旅行・娯楽関連の消費は69%減少した。一方、オンライン小売消費は32%増加した。