日本フランチャイズチェーン協会が発表した6月のコンビニエンスストアの売上高は、既存店ベースで前年同月比5.2%減だった。4月の10.6%減、5月の10.0%減に比べてマイナス幅は縮まったが、新型コロナウイルスの影響による客数の減少が続いた。
5月下旬に緊急事態宣言は全面解除されたものの、在宅勤務や外出自粛が続いた影響で、既存店ベースの客数は11.6%減と2ケタの減少だった。一方、冷やし麺やアイスクリームなどの夏物商材やマスクなどの衛生用品が好調だったことに加え、冷凍食品や酒類などのまとめ買い需要があり、客単価は7.3%増と9カ月連続のプラスとなった。
商品部門別の既存店売上高は、たばこなどの非食品が0.4%増と4カ月ぶりにプラスに転じた。弁当・おにぎりなどの日配食品は6.1%減、飲料・菓子などの加工食品は3.9%減、チケット販売を含むサービスは32.0%減だった。