ロイヤルHD、1〜6月期は138億円の営業赤字に、不採算の70店舗を閉鎖

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ロイヤルホスト
ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルホールディングス(HD)は5月14日、2020年1〜6月期の連結営業損益が138億円の赤字(前年同期は16億円の黒字)になりそうだと発表した。写真gettyimages/NicolasMcComber

 ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルホールディングス(HD)は5月14日、2020年1〜6月期の連結営業損益が138億円の赤字(前年同期は16億円の黒字)になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、従来予想の6億円の黒字から一転、大幅な赤字となる。従来は40億円の黒字を見込んでいた20年12月期通期の営業利益予想は、未定とした。

 主力の外食事業のほか、ホテル事業やコントラクト(給食)事業、機内食事業が軒並み新型コロナで深刻な打撃を受けた。4月の既存店売上高は、ロイヤルホストが前年同月比57.9%減、「天丼てんや」が41.9%減と大幅なマイナスだった、5月と6月についても4月と同水準の減少が続くと想定している。

 こうした状況を踏まえて、同社では構造改革に着手する。物件費を中心に費用の削減に取り組むほか、設備投資計画の4割を先送りする。グループ全体で賃料減額を貸主と交渉、また70店舗程度の不採算店舗を閉鎖する。

 深刻な業績悪化を踏まえて、役員報酬を減額することも決めた。6月から12月までの7カ月間、執行役員から代表取締役までの月額報酬を10〜30%減額する。

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