クリエイトSDHD、新商圏進出に向けM&A積極検討へ【記事訂正あり】
新商圏へ出店加速!M&Aも積極的に検討か

26年5月期の業績予想は、売上高が対前期比7.5%増の4915億円、営業利益が同6.5%増の241億円、経常利益が同5.1%増の249億円、当期純利益が同3.3%増の163億円を見込む。既存店売上高は同3.0%増を想定している。
新規出店はドラッグストア店舗・調剤ともに45店舗を予定。今期以降は、従来の重点エリアである神奈川・東京に加え、北関東および山梨・長野など新エリアへの本格的な展開を検討する。都市部では調剤を主軸に据えた駅前立地の小型店出店も検討中だという。
廣瀬氏は新商圏への出店について、「今後の成長には新商圏開拓が不可欠。これまでのようなオーガニック出店による自力成長に加えて、M&Aも介して、新市場進出を効率的かつスピーディーに進めていく」と表明した。出店地の獲得が難しくなっている現状を鑑み、M&Aも辞さない姿勢を示した格好だ。具体的には調剤薬局・食品スーパー・ドラッグストアなど幅広い業態を対象とし、お互いの強みを補完できる相手を柔軟に検討していくという。
また、新たに掲げた中期経営計画「Next STAGE 2030」では、30年5月期に売上高6800億円、経常利益率5.0%以上、ROE12%以上を計画する。今後5年間で累計1200億円超の成長投資と、320億円超の株主還元を実施するとした。
「地域に根ざした総合的なヘルスケアサポートを推進していく」と語る廣瀬氏。新商圏への出店、M&Aなど、クリエイトSDHDの新たな動きに要注目だ。






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