ドン・キホーテなどを傘下に持つパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は2月5日、2020年6月期の連結営業利益が前期比14.1%増の720億円になりそうだと発表した。ユニーの連結効果で売り上げと利益が伸びており、従来予想を40億円引き上げた。
売上高は前期比25.7%増の1兆6700億円、純利益は2.3%減の460億円となりそうだ。従来予想に比べてそれぞれ100億円、10億円の上方修正となる。
同日発表した19年7〜12月期の連結業績は、売上高が前年同期比67.3%増の8587億円、営業利益が50.3%増の451億円、純利益は22.3%増の288億円だった。ユニーが連結子会社になったことから、テナント賃貸事業の売上高と営業利益が大幅に増加した。
ドン・キホーテなどディスカウントストア事業は、韓国からの訪日客の急減や消費増税後の売り上げの減少などから既存店売上高が0.7%減となった。店舗数の増加により売上高は11.4%増となったものの、営業利益は281億円と4.7%減少した。