週刊コンビニニュース ポプラが新店でスタートした新しいかたちの就労支援とは?
1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。病院内に出店を進めるポプラが、今度は病院の関連施設である就労支援施設から焼成されたベーカリーを仕入れ、販売するという取り組みを新店で始めた。就労継続支援または就労移行支援を推進するという方針が、商品の仕入れと販売という形で現出したわけだが、量的な“面”にこだわらず、“点”を取るやり方がどう化けるのか、珍しい試みだけに注視したい。(1月28日から2月3日のニュースをまとめました)
セブン-イレブン
①訪日外国人旅行者に特化した協定締結
セブン-イレブン・ジャパンは、長崎県と1月31日、県を訪れる訪日外国人旅行者の誘客と滞在環境の充実を図ることを目的に、『訪日外国人旅行者等の受入環境整備に関する協定』を締結した。
今後増加が見込まれる訪日外国人旅行者などに対し、県の魅力の発信と県への再来訪を促す基盤づくりをめざすもので、セブン-イレブンが都道府県と外国人旅行者などの受入環境整備に特化した連携協定を締結するのは、今回が初めてとなる。
連携事項は、①店舗の免税店化を進めること、②店舗の観光案内所としての認定を進めること、③訪日外国人に向けた観光情報の発信。また協議事項として、①訪日外国人などに向けた災害情報の発信、②在留外国人などに対する生活・就労環境に関すること、を挙げている。
なお、今回の協定締結を記念して、『ちゃんぽん風やきめしおむすび』(110円、以下税抜)、『大麺皿うどん(ソース付)』(410円)、『トルコライス風ドリア』(460円)を、2月5日から長崎県と九州の一部店舗で発売する。
②こだわりのオリジナルパン
セブン-イレブン・ジャパンはまた、夜の食卓にもぴったりの新しいオリジナルパン「塩パン(3個入り)」(168円)を、1月28日に発売した。夜の食卓に“パン食”を取り入れることが珍しくなくなったことを反映しての商品開発で、アクセントとなる塩味が揚げ物などともよく合い、夜のシーンにぴったりのパンに仕上げた。
ポプラ
就労支援の役目も果たす「生活彩家わたつみ店」オープン
ポプラは、精神科救急医療と地域ケアに力を注ぐ医療法人せのがわ・瀬野川病院内に、「生活彩家わたつみ店」(広島市安芸区)を、1月27日にオープンした。
病院の関連施設であるジョブハウス「ノイエ」は、実際に働きながら一般的な就労の訓練と経験を学ぶ実践訓練型の就労支援施設で、ここで焼成されるベーカリーを店舗でも販売する。同チェーンは、就労継続支援B型事業や就労移行支援事業についても積極的に進めていく予定。
ファミリーマート
①高知市と包括連携協定を締結
ファミリーマートは、高知県内のCVSチェーンとして初めて、高知市と市民などへのサービス向上と地域の活性化を図ることを目的とした「高知市地域活性化包括連携に関する協定」を、2月3日に締結する。また同日には、高知市役所内に「高知市役所店」を開店する。ファミリーマートが、四国地域の庁舎内に出店するのは初めてとなる。
②ポイントが40倍となる共同キャンペーン
ファミリーマートはまた、1月28日から2月17日まで、「ファミリーマートでdポイント40倍キャンペーン」を実施する。キャンペーンへの参加には、ドコモキャンペーンサイトからのエントリーが条件となる。税込200円以上の買物でポイントを取得でき、期間中の累積上限は1人につき3000ポイントとしている。
③Famima Sweetsに新シリーズ
ファミリーマートは、原料や製法にこだわった手作りデザート「Famima Sweets」ブランドから、食感に特徴のあるワンハンドタイプのスイーツを、新たに「デザートモンスター」シリーズと銘打ち、「サクッと食感のチョコスティックドーナツ」(税込149円)や「ブリュレシュー」(税込213円)など、5種類を2月4日から順次、全国発売する。
ローソン
地元食材使用の商品やご当地メニューを計21品発売、他
ローソンは、2月4日から順次、中四国地方の店舗1641店で各県の食材を使用した商品やご当地メニューなど全21品を発売する。弁当やおにぎり、地元で人気の麺メニューなど、中四国の美味しいものを6週間連続で発売する“中四国おいしいものフェア”を開催するかたちだ。
ローソンはまた、「GOOODOG」(グードッグ)2品を発売。食べごたえのあるソーセージと人気のトッピングで楽しむホットドッグ「GOOODOGとろけるコク旨チーズ」(税込298円)と、「GOOODOGトマトオニオン〜ハラペーニョ入り〜」(税込298円)の2品を発売する。2月4日から全国のローソン店舗で取り扱う。
ミニストップ
「高校生地産地消お弁当コンテスト」受賞商品を販売
ミニストップは、コンテストで宮城県知事賞、優秀賞を受賞した作品2品を商品化して、2月11日から発売する。今回発売する商品は、宮城県気仙沼高校の生徒らが考案した2品で、宮城県・福島県・岩手県・青森県のミニストップ計230店舗のほか、イオングループの37店舗でも販売する。
・「メカジキ太巻き弁当」(498円)
・「胃袋捕獲回収丸」(498円)
セコマ
米シロップを使用したパン2品
セコマは、酒米を削ってできた酒米粉だけの甘味料(シロップ)を使用したパンを、1月27日に発売した。長年、酒米粉の活用方法を模索していた北海道の新十津川町が、農研機構(茨城県つくば市)と共同で開発したシロップを使用したパン。セイコーマートと新十津川町のコラボ商品として発売した。
・「しっとり紅茶ロール」(100円)
・「ふんわりライ麦ロール」(100円)