週刊コンビニエンスストアニュース ファミリーマートがスマートロッカーの実証実験

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
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ファミリーマートが10月16日からスマートロッカー(ファミロッカー)サービスの実証実験を開始した。利用者の都合の良いタイミングで、レジを介さず荷物の発送・受取ができるサービスで、12月までに東京・神奈川・埼玉・千葉の650店舗に設置する。利用者は、配送事業者やEC事業者、フリマサイトが発行した2次元コードをファミロッカーにかざすだけで発送と受取ができる。荷物の集約、配送の効率化、店舗業務の削減についてどのぐらいの効果を得られるのか、物流の2024年問題が迫るなかで注目が集まる(10月10~16日のニュースをまとめました)。

ファミリーマートの外観3

セブン-イレブン・ジャパン
国内CVS事業が増収増益

 セブン&アイ・ホールディングスは10月12日に2024年2月期第2四半期決算を発表した。国内コンビニエンスストア事業は営業収益が対前年同期比5.4%増の4707億円、営業利益は同9.3%増の1385億円と増収増益となった。一方、海外コンビニエンスストア事業は営業収益が同3.8%減の4兆268億円、営業利益は同2.4%減の1128億円と減収減益となった。商品売上は伸長したものの、ガソリンの価格下落と販売量の減少が響いたかたちだ。

ファミリーマート
国産果汁を使ったアイスバーの第4弾

 ファミリーマートは10月10日、プライベートブランド(PB)の「ファミマル」から、和歌山県産有田みかんの果汁を65%使用したアイスバー「とろける食感 ぎゅっとみかん」(税込190円)を発売した。これまで福島県産白桃、北海道産夕張メロン、沖縄県産パインアップルなどの国産果汁を使用したアイスバーを発売し、累計販売個数は200万食を突破。今回発売する有田みかんのアイスバーは、生産者の高齢化や継続者不足の問題を抱えていることから、その魅力を全国に伝え、消費を盛り上げるべく商品化した。

「sopo」の秋冬向け新商品

 10月24日からは化粧品ECプラットフォーム「NOIN(ノイン)」を運営するノイン(東京都)のコスメブランド「sopo(ソポ)」の新商品を発売する。「sopo」は10代から30代までの幅広い層に好評を博している。秋冬の新商品には、定番人気アイテム「アイパレット」「リップスティック」「カラーマスカラ」「ネイルポリッシュ」の新色が登場し、ブランド初の「メイクアップベース」と「コンシーラー」、「リップバーム」も発売する。

マダガスカル産のバニラを使用したフラッペ

 10月17日からは「FAMIMA CAFÉ」のフラッペシリーズで、バニラの王様と呼ばれるマダガスカル産バニラを使用した「リッチフラッペバニラ」(税込320円)を発売する。バニラは、「飲んでみたいフローズンドリンクのフレーバー」調査で、過去にヒットしたチョコレートやストロベリーを抑え、1位に選ばれた。

初の大型イベント「FamilyMart FEST.」を開催

 11月30日には初めての試みとして大型イベント「FamilyMart FEST.」(以下ファミフェス)を開催する。「チャレンジ大発表会」のコンセプトのもと、ファミリーマートが行っているさまざまな“挑戦”をお披露目するイベントで、メイン会場の国立代々木競技場第二体育館では、オリジナルブランド「コンビニエンスウェア」の新作を披露するファッションショーなどを実施する。

スーパーチャージャーを中部地方の店舗に設置

 10月13日からはTesla Motors Japan(東京都)製のEV用急速充電設備(スーパーチャージャー)を「南大高店」(愛知県名古屋市)に設置し、運用を開始した。ファミリーマートは2010年から店舗への急速充電器の展開を進め、現在では全国で約600店舗に設置。Tesla Motors Japan製のスーパーチャージャーについては今年6月から設置を開始し、現在93カ所で運用している。同店では4台分を設置。利用料金は1分あたり40円~215円で、約15分間で最大275㎞相当分を充電できる。

ローソン
<中部地区>「西尾フェア」を開催

 ローソンは10月17日から中部地区の店舗で「西尾フェア」を開催する。同フェアでは、愛知県西尾市の学校給食として考案され、現在は市内の飲食店でも提供されているご当地グルメ「イカフライのレモン煮」を具材に使用した弁当やサンドイッチ、西尾産抹茶を使ったスイーツ、ベーカリーの計4品を発売する。

上期業績は連結・セグメントともに好調

 10月13日に発表した24年2月期第2四半期決算(連結)は、チェーン全店売上高が対前年同期比7.2%増の1兆3702億円、事業利益は同45.8%増の530億円となった。ローソン単体についてもチェーン全店売上高が同5.7%増の1兆2191億円となり、好調な伸長を見せた。

ポプラ
上期の営業利益が堅調に回復

 ポプラは10月11日に24年2月期第2四半期決算(連結)を発表した。チェーン全店は185.4 億円と予算を4.4%上回った。営業利益は200万円から2億円となった。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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