週刊コンビニエンスストアニュース ラストワンマイル・ビジネスで先行するローソン

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
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ローソンがデリバリーサービスの「Uber Eats」を導入したのが2019年8月。導入は順調に進み、2020年に1000店舗、2021年に2000店舗、2022年には3000店舗に拡大し、最近4000店舗を突破した。同社は「Wolt」「menu」「出前館」も導入しており、デリバリーサービス実施店舗は8月3日時点で5199店舗に達する。販売が好調なのは、店内調理のフライドフーズ、牛乳などの生活必需品、酒類など。一部店舗ではOTC医薬品の取り扱いも行う。コンビニのラストワンマイル・ビジネスはどこまで広がっていくのか(7月25日~31日のニュースをまとめました)。

ローソンの外観

セブン-イレブン・ジャパン
<東北>6大祭りに合わせたおにぎり6品

 セブン-イレブン・ジャパンは7月25日から、東北地域で開催される夏の祭りに合わせ、各県で親しまれているメニューや食材を使用したおにぎり6品を東北6県の1437店舗で発売する。「東北六大祭り応援フェア」と題して、以下のおにぎりを発売した。

  • 「スタミナ源たれ 豚焼肉おむすび」(青森県/税抜165円)
  • 「いぶりがっこと昆布の混ぜごはんおむすび」(秋田県/140円)
  • 「いわて牛五ツ星ビビンバおむすび」(岩手県/160円)
  • 「仙台味噌焼きおにぎりねぎ味噌」(宮城県/150円)
  • 「だだちゃ豆と塩昆布のおむすび」(山形県/150円)
  • 「味めしおむすび」(福島県/130円)

ファミリーマート
「ニッポンエール」とのコラボ商品第2弾

 ファミリーマートは7月25日、JA全農の「ニッポンエール」とファミリーマートのPB「ファミマル」がコラボレーションした「のむヨーグルトダブルメロン」(税込189円)を発売した。「ニッポンエール」は、「日本全国47都道府県から届けられる日本産のたべものに、そしてにっぽんに、ここからエールをおくろう。」をコンセプトに、国産の農畜産物の新たな価値を創造するJA全農の商品ブランド。「のむヨーグルトダブルメロン」は、今年4月に発売した初コラボ商品「のむヨーグルトくだものミックス」に続く商品で、アンデスメロンやクインシーメロンなどの国産メロンを使用した。

LUUPのポート設置を今年度中に100店舗

 7月28日からは、Luup(東京都千代田区)が展開する、電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」のポートを、神奈川県、大阪府、広島県の5店舗に順次設置していく。

 ファミリーマートは、店舗敷地内の空きスペースの活用や利用者の来店促進を目的に、シェアサイクルの導入を進めており、昨年4月にはLuupと資本業務提携を締結している。6月末時点の導入店舗数は東京・京都の42店舗で、今回、新たに5店舗を加え、今年度中に100店舗に導入を拡大。また、Luupとの協業の一環として、8月7日に「豊玉中三丁目店」敷地内で、電動キックボードの安全運転講習会を実施する。

「DMM.com」で利用可能となった「ファミペイ」

 7月31日から、「DMM.com」が提供する動画配信や電子書籍、オンラインゲーム、ネット宅配レンタルなどの各種サービスで使用できるDMMポイントを、ファミペイオンライン決済(電子マネー)を通して購入できるようになった。

ロングセラーラムネ菓子とコラボしたフラッペ

 8月1日からは、「FAMIMA CAFÉ 」のフラッペシリーズから「ヨーグルトフラッペ」(税込350円)を発売する。アトリオン製菓のロングセラーラムネ菓子「ヨーグレット」とコラボした商品で、「ヨーグレット」のポリポリ食感を表現するため、フラッペ専用のラムネを開発し、甘酸っぱい味わいに仕上げた。1日に必要なカルシウムの約2分の一相当量も摂れる商品。

ローソン
<北海道>北見市に「HOKKAIDO WOOD BUILDING」登録店

 ローソンは7月28日、北海道産カラマツを使用した「北見三住町店」をオープンした。「HOKKAIDO WOOD BUILDING」登録店舗で、柱や店舗内外装の仕上げ材にカラマツを使用した。登録制度は、道産木材の利用拡大を目的にしたもので、道産木材の魅力を広く発信していく。北海道の登録店舗は6店舗目。

「からあげクン直七すだち味」を発売

 7月25日から全国の店舗で、高知県産の「直七」を使用した「からあげクン直七すだち味」(税込248円)を発売。暑い夏にぴったりな、まろやかな酸味が特徴の「からあげクン」で、商品1食分につき0.5円を「夢を応援基金(ひとり親家庭支援奨学金制度)」に寄付する。

最北エリアに2店舗同時オープン

 8月1日には、北海道稚内市に「稚内栄五丁目店」と「稚内こまどり五丁目店」の2店舗を同時にオープンする。稚内市への出店は今回が初めてで、ローソンでは日本最北の店舗となる。両店とも「まちかど厨房」を展開し、「成城石井」や「無印良品」の商品も取り扱う。また、北海道木材を使用し、「HOKKAIDO WOOD BUILDING」として登録された。

47都道府県の4,000店以上に「Uber Eats」を導入

 8月3日から沖縄県那覇市の2店舗で、デリバリーサービス「Uber Eats」を導入。小売業で初めて全国47都道府県すべてに「Uber Eats」を導入し、導入店舗数も4,000店を突破した。これを記念して、配達パートナー約7万人にオリジナルスイーツ「どらもっち(あんこ&ホイップ)」(税込192円)1個の無料券をプレゼント。また、8月2日から22日までの3週間、「Uber Eats」利用者には、週替わりで人気商品約40品目を、「Uber Eats」通常価格から20%引きにするセールを行う。

ミニストップ
カレー味のコーンスナック

 ミニストップh7月25日、「かるいコーンスナック」シリーズから、夏シーズンに人気のあるフレーバー「カレー味」の「かるいコーンスナック カレー味」(税抜128円)を発売。ノンフライ製法の柔らかくてくちどけ感が良い生地を、13種類の香辛料を使用してコク深いカレー味に仕上げた。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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