週刊コンビニニュース セブン-イレブンがスープと麺別々に温められる新容器を導入
1週間のコンビニに関するニュースをまとめた『週刊コンビニニュース』。スーパーマーケットを含め、各社総菜に力を入れているが、アウトパック商品を基本とするコンビニにとっては、ホットメニューは中身もさることながら容器の革新が味わいや食感に大きな影響を与える。セブン-イレブンは今回、麺商品で、麺とスープを別々に温められる新容器を導入、業界に大きな影響を与えそうだ(9月17日から23日のニュースをまとめました)。
①ファミリーマート
アマゾンのロッカーサービス開始
アマゾンジャパンと荷物受取専用ロッカー「Amazon Hub ロッカー」の設置に関する業務提携を行い、9月18日から首都圏を中心とした店舗で設置を開始した。
アマゾンは、宅配便の取扱量が増加する一方で、再配達の件数をいかに減らせるかが課題となっていた。「Amazon Hub ロッカー」は、アマゾンのECサイトで購入した商品を受け取ることができるロッカーサービスで、ファミリーマートは、「Amazon Hub ロッカー」の設置によって利用客がレジで待つことなく商品を受け取ることができ、また保管スペースの確保やこれまでのような商品の受け取り・受け渡し業務を省くことができることから、導入を決定した。宅配便の保管期間は3日間。ファミリーマートは、2019年度内に約50店舗での設置を予定している。
ローソン
環境配慮モデル店舗をオープン
ローソンは、店内で使用するすべての冷蔵庫・冷凍庫に“ノンフロン冷凍・冷蔵システム”を導入した最新の環境配慮モデル店舗を、9月23日にオープンした。
モデル店舗となるのは、慶応大学湘南藤沢キャンパス内のSFC店。ローソンで初めて、店内で使用する要冷機器のすべてをノンフロン冷媒冷凍・冷蔵機にした。また同店舗では、IoT化された遠隔制御が可能な蓄電池、LED照明、空調器、EV(電気自動車)専用充放電器なども導入。同店舗での“省エネ施策”と“創エネ設備”に関する実証実験やVPP(*)への取り組みを通じ、新たなエネルギーマネジメントの実現・エネルギー利用の最適化による、低炭素社会実現への貢献を目指していく。
*VPP・・・・・「バーチャルパワープラント」=エネルギーの地産地消が期待される仮想発電所の意
ローソン
「夢の教室」が始動
9月20日から来年2月まで、7つの小・中学校で「夢の教室」を開催する。アスリートたちが子供たちに「夢の大切さ」を伝える授業で、第1回授業は北九州市の小学校で行われる。
ローソン、ナチュラルローソン、ローソン100、HMV、ユナイテッド・シネマの合計約1万5,000店舗で実施されている“マチの幸せ”募金が、「夢の教室」でも役立てられる。「夢の教室」は、さまざまな競技のアスリートたちが、小学生・中学生に夢を持つ大切さを伝えることを目的に、公益財団法人日本サッカー協会が主催する「JFAこころのプロジェクト『夢の教室』」の一環として、ローソンでも実施されるもの。ゲームやトークを通じて、子供たちに夢の大切さを伝えていく。
セブン–イレブン
特許技術の新容器を使用した「レンジ麺」発売
特許技術(出願中)による、これまでとは異なる新たな容器を開発。新容器として中皿を採用、中皿は蒸気だけを通す設計でストレートつゆがこぼれにくい容器形態となっている。麺とスープを分けることで効率良く温めることができ、麺の食感を向上させるという。
セブン–イレブンとして初めて「ストレートつゆ」を採用し、麺とスープの品質向上を実現した。例えば、10月1日から順次発売される『香り引き立つ!かき揚げ蕎麦』(税込399円)は、“未凍結かつお節を使用した出汁”と“専用のかえし”を合わせた風味と旨みが楽しめる、ストレートタイプとなっている。
沖縄県で初設置の『ペットボトル回収機』
日本財団と相互の連携を強化し、“豊かで持続可能な社会”推進の一環として、“ボトルtoボトル”のリサイクル促進を目的とした『ペットボトル回収機』を、9月20日から沖縄県内17店舗に順次設置する。セブン–イレブンは2017年から『ペットボトル回収機』の設置を開始し、現在、東京都と埼玉県の316店舗に設置している。また、今回の取り組みと併せて地域清掃活動なども行い、海洋ゴミ対策、プラスチック対策を推進していく。
ローソン台風被災地で移動販売車両による営業開始
台風による停電のため11店舗が休業を余儀なくされた千葉県で、9月17日から移動販売車両による営業を開始した。営業するのは南房総市で、おにぎり、ベーカリー、水などの飲料、即席食品、日用品、氷など約200品目。移動販売車両は4温度帯で商品を販売する。
セブン–イレブン
「セブンプレミアムゴールド」に厚みの2品
セブン&アイグループのPB商品の最上級ブランド『セブンプレミアムゴールド』から、「セブンプレミアムゴールド金のミルクアイス」(税抜198円)と「セブンプレミアムゴールド金のしっとりバウムクーヘン」(税抜198円)の2品を発売する。10月中旬以降の発売を予定。
ファミリーマート
店舗スタッフ発案のスイートポテト
関西地方2府4県と岡山県の約2,900店舗で、「スプーンで食べるキャラメル風味のスイートポテト」(税込198円)を、9月24日から10月21日まで発売する。兵庫県の店舗スタッフが発案した商品で、秋の味覚の代表のさつまいものなかでも人気の“安納芋”を使用したスイートポテトに、キャラメル味を合わせた。
ローソン
「五郎島金時」使用の3品
“加賀野菜”のひとつで、旬のさつまいも「五郎島金時」を使用した3品を、9月24日から中部地区の約1,650店舗で発売する。サンドイッチ「五郎島金時あんのサンド」(税込238円)、デザート「おいものふわふわシフォンケーキ(くるみ)五郎島金時芋使用」(税込210円)、ベーカリー「お芋フランスパン(五郎島金時)」(税込150円)の3品。
ミニストップ
秋冬限定の人気スイーツ「フォンダンショコラ」と、「チーズハットグ」発売
ほんのり温かいとろける“ショコラ”と、ひんやり「ソフトクリームバニラ」のハーモニーを楽しむ「フォンダンショコラ」は、2013年からの秋冬限定のスイーツ。今年は、生地のなかからとろけ出すガナッシュ配合量を高め、とろける感をアップした。また、流行のハイカカオは維持しつつ、ベルギーチョコと生クリームを配合することで本格的な味わいに仕立てた。発売は9月20日で、税込343円。
ミニストップはまた、若者世代に大人気の韓国風ホットドッグ「チーズハットグ」(税込237円)を9月20日に発売。先端は伸びるモッツアレラチーズ、根本はジューシーなソーセージが入っていて、1本で2度のおいしさが楽しめる。