料理レシピ投稿・検索サービスのクックパッドは5月19日、生鮮食品EC(インターネット通販)の「クックパッドマート」で、横浜農業協同組合(JA横浜)と連携すると発表した。
JA横浜の営農経済センターみなみ集荷場(横浜市泉区)にクックパッドマート専用の共同集荷所を設置する。JA横浜がクックパッドマートに出店、市内農家が生産した横浜産の農畜産物や食材を5月22日から販売する。
クックパッドマートにJAが出店するのは初めて。共同集荷所では、JA横浜の組合員以外の生産者、販売者の集荷サービスを行う予定で、クックパッドとしてはECの品揃えを拡充できる。
一方、JA横浜は市内13カ所で運営する直売所「ハマッ子」が新型コロナウイルスの感染拡大で休業や営業時間の短縮を行っているほか、販売先である飲食店なども多くが休業しているため、クックパッドマートへの出店で新たな販路を開拓する狙いがある。
今後、JA横浜が運営する他の施設や直売所にも共同集荷所を設置し、集荷能力を高めていく方針だ。
クックパッドマートは、商品の受け取り拠点から半径2〜30キロの範囲内にある販売店や生産者の商品を注文することができる生鮮食品ECサービス。カラオケ店や酒販店、ドラッグストア、マンションの共同部などに設置した専用宅配ボックス「マートステーション」で、最短で当日、商品を受け取ることができる。
マートステーションは東京都23区と横浜市、川崎市に約100カ所設置されている。商品の配送料は無料。