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ビックカメラ、CVCを通じてカメラブに出資、カメラのサブスク展開

両社は、ビックカメラの店頭で新品のカメラやレンズをレンタルできるサービスを広げていく

 家電量販店大手のビックカメラは、同社が運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じて、カメラのサブスク(定額課金)サービスを手がけるカメラブ(東京都渋谷区)に出資した。

 カメラブが10月1日、ビックカメラと資本業務提携を結んだことを発表した。ビックカメラの出資額は非公表。カメラブはレンズ交換式カメラや交換用レンズなどを1カ月単位でレンタルできるサービス「GooPass(グーパス)」を展開している。

 両社は、ビックカメラの店頭で新品のカメラやレンズをレンタルできる「テイクアウトレンタル」のサービスを、「渋谷東口店」(東京都渋谷区)、「池袋カメラ・パソコン館」(同豊島区)、「アミュプラザくまもと店」(熊本市)の3店舗で展開している。レンタルした商品を気に入った場合は、そのまま購入できる。資本業務提携を機に11月以降、テイクアウトレンタルの取扱店舗を順次増やしていく。

 ビックカメラは2021年7月、総額100億円規模のCVC「ビックイノベーションキャピタル」を立ち上げた。カメラブへの出資が第1号案件となる。