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イオン、DS事業のビッグ・エーとアコレを経営統合、首都圏500店体制目指す

ビッグエーの外観とアコレの看板
両社はいずれも首都圏を地盤に、小型のディスカウントストアを展開している

 イオンは10月22日、ディスカウントストア(DS)事業会社のビッグ・エー(東京都板橋区)とアコレ(千葉市)を経営統合すると発表した。アコレの店舗事業を分割し、2021年3月をめどにビッグ・エーに吸収させる。

 ビッグ・エーはもともとダイエー子会社で、ダイエーがイオン傘下に入ったことでイオングループ入りした。一方、アコレはイオンが2014年に設立し、今年4月末時点で114店舗を展開している。

 両社はいずれも首都圏を地盤に、小型のDS事業を展開してきた。経営統合することによって、本部機能や仕入れの集約、物流の統合などを通じて経営コストを下げ、圧倒的な低価格を実現する。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、消費者の節約志向は強まっており、イオンでは小型DSを成長事業と位置づけて投資を強化する。ビッグ・エーとアコレの店舗数を合計すると344店舗(8月末時点)だが、26年2月期に首都圏500店舗体制を目指す。