JR東日本株が大幅下落、民営化以降初の赤字見通しを嫌気

ロイター
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都内の駅ホーム
JR東日本の株式が大幅下落。前日に民営化以降初の赤字決算見通しになると発表したことを嫌気した。写真は閑散とした駅のホーム、都内で7月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 17日 ロイター] – JR東日本の株式が大幅下落。前日に民営化以降初の赤字決算見通しになると発表したことを嫌気した。同様に民営化以降で最大の赤字額になると発表したJR西日本も売られている。

市場では「業績回復の材料として将来的に値上げ議論が出てきそうだが、携帯電話の件をみても菅新政権がそれを許すとは思えない。より厳しい状況になることが懸念されている」(国内証券)との声も聞かれた。

JR東日本は16日、これまで未定としていた2021年3月期連結業績予想を発表。純損益が4180億円の赤字(前期は1984億円の黒字)に転落するとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大による鉄道利用者の激減によって、通期では1987年の民営化以降で初めての赤字となる。

JR西日本も同日、21年3月期の連結業績予想を公表し、純損益は2400億円の赤字(前期は893億円の黒字)と民営化以降で最大の赤字額となる見通しだ。

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