元アダストリアCFOが手掛ける高級レディースブランド「エレメントルール」急成長の理由
100店舗を視野に出店攻勢をかける

こうした一連のリブランディングや組織改革が奏功し、エレメントルールの2025年2月期の売上高は期昨対比12.8%増の125億円と大きく伸長。利益率も大幅に改善された
長い低迷期を脱し、同社を再び成長軌道に乗せた金銅氏。「まだ伸びしろはたくさんある」とさらなる成長に意欲を見せる。
「ビジネスモデル上、どうしても立地を選ぶので販管費が高くなるが、トップラインはもう少し伸ばせるだけのポテンシャルはある。商品力を上げ、それに見合った上代設定にすること、値引き販売の抑制を重点的に行っていく方針で事業を推進していきたい」(金銅氏)
具体的な数字として、同社では「2030年までに売上高220億円」との目標を掲げる。その達成に向け、今後の新規出店も「100店舗くらいまでは増やしたい」(金銅氏)と積極攻勢をかける構えだ。
エレメントルールだけでなく、EC専業子会社「バズウィット」も、アダストリア出身の山田久仁社長のもとで成長曲線を描いている。親会社から独立した地位を保ちつつも、アダストリアを長年支えてきた功労者が子会社の舵を取り、グループ全体でシナジー強化を図っている。それも好調の要因なのだろう。






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