Uber Eats Japan代表が語る「2025年 3つの成長戦略」の中身とは

阿波 岳 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)

「お持ち帰り」サービスを拡大、店頭価格での購入が可能に

 最後に、「Affordable(もっとお買い得に)」では、「お持ち帰り」サービスの拡大に力を入れる。「お持ち帰り」サービスとは、Uber Eatsアプリで注文後、店舗で商品を受け取るというものだ。利用者は注文品が完成するタイミングがわかるため、出来たての料理を受け取れる。とくに、待ち時間を短縮したいユーザーや、手数料を抑えたい利用者にとって魅力的な選択肢となる。

 店舗にとっても「お持ち帰り」サービスの拡大はメリットが大きい。デリバリーに比べてオペレーション負荷が軽減されるほか、新たな顧客層の開拓にもつながるためだ。

 さらに、この「お持ち帰り」サービスでは今年4月以降、一部店舗で店頭と同一価格で購入できるようにする。25年内には対象加盟店舗を1万5000店舗まで拡大する計画だ。

 Uber Eatsでは「お持ち帰り」サービスの拡充を端緒に、新規顧客の獲得と体験価値のさらなる向上につなげていく。

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記事執筆者

阿波 岳 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

大学卒業後、社会の荒波にもまれる日々を経験。そこで書籍や会報誌の編集に携わるうちに、メディア事業への興味が芽生え、今に至る。
趣味は喫茶店巡りと散歩。喫茶店での一杯のコーヒーや、街角の散策を生きがいとしている。
これまで全都道府県を制覇するという小さな目標を達成した。何かを極めたり、制覇したりすることには、なぜか人一倍の熱意を注いでいる。
最近の悩みは、ここ数年で増えた体重との戦い。健康の大切さを意識しつつも、喫茶店のコーヒーに合わせたスイーツや、ランチの大盛りがやめられない。今日もまた元気に「大盛で!」と注文しつつ、明日こそ控えめにしようと心に誓っている。

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