イオンは8月19日、四国電力と災害時に協力して被害者支援にあたる相互支援協定を結んだと発表した。イオンは6月に東京電力とも同様の協定を結んでおり、電力会社では四国電力が4社目となる。
地震などの大規模災害が発生した場合、イオンは四国電力の災害復旧要員向けに食品や日用品などの支援物資を提供するほか、復旧拠点を設営するためのスペースとして店舗の駐車場を貸し出す。一方、四国電力はイオンが設置した一時避難所とイオンの施設に電力を供給する。
両社は平常時から連絡体制の交換や訓練を行う。8月24日に愛媛県今治市が実施する総合防災訓練には両社で参加し、イオンが保有する緊急避難用テント「バルーンシェルター」を設営、四国電力の低圧発電機車から電力を供給する。
イオンと四国電力は、災害時に国の要請に応じてライフラインの復旧や支援物資の輸送などの緊急支援を行う指定公共機関に認定されている。