平均日販65万円超!? 知られざる「沖縄ファミリーマート」の実力
戦うべき相手はセブンだけではない
もちろん、圧倒的なブランドパワーと高い商品開発力を有するセブンは、沖縄ファミリーマートにとっても決して“無視”できるような存在ではない。しかし、野崎社長はこうも指摘する。「今後沖縄でも、業態の垣根はどんどんなくなっていくだろう。そうなるとCVS同士ではなく、食品スーパーなども巻き込んだ戦いになる。マーケットの変化を見極めながら、店舗網を広げていく必要がある」
セブン–イレブンの進出や、沖縄最大の商業施設「サンエー浦添西海岸PARCO CITY」の開業など、大きなニュースが続いた沖縄の小売市場。人口や観光客数の増加で今後もマーケット自体の成長は期待できるが、そのパイを奪い合う競争は熾烈さを増しそうだ。