マツモトキヨシホールディングス(HD)は6月5日、資本業務提携を検討中のココカラファインとの協議について、経営統合を含むあらゆる選択肢を含めて臨む方針であることをココカラファイン側に伝えたと発表した。
両社は4月26日、資本業務提携の検討を始めると発表したが、その後、6月1日にココカラとスギHDが経営統合に向けて検討と協議を開始することを明らかにした。ココカラは、マツキヨHDとの協議も継続することをあわせて発表したが、マツキヨHDが経営統合を視野に入れる方針を示したことで、ココカラを自陣に引き込むためのスギHDとマツキヨHDによる争奪戦に事実上、突入した。
ココカラは、マツキヨHDからの伝達内容を含めて、「設置が予定されている特別委員会において、客観的な立場から総合的に検討する」としている。
売り上げ規模で見ると、マツキヨHDはドラッグストア業界で5位、スギHDが6位、ココカラが7位。ココカラがいずれと経営統合しても、ウエルシアHDを抜いて業界首位となる。