減収減益のココカラファイン マツキヨHDとの統合作業着々と進行中

『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌編集長 小木田泰弘
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ココカラファイン(神奈川県)の2021年3月期連結業績は、売上高は対前期比9.3%減の3664億円、営業利益は同22.4%減の103億円、経常利益は同18.0%減の128億円、当期純利益は同47.8%減の43億円だった。2021年10月にはマツモトキヨシホールディングス(千葉県:以下、マツモトキヨシHD)と経営統合する、ココカラファインの決算説明会における塚本厚志社長の発言を抄録する。

ココカラファイン外観

販売管理費は対前期比0.2%減に

――2021年3月期連結業績は減収減益だった。

塚本 新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響、訪日外国人減少によるインバウンド関連需要の急減、新しい生活様式により、家庭内で消費する日用品や衛生品は好調だったものの、化粧品カテゴリーは苦戦した。調剤分野においては、受診抑制による処方せん枚数の減少、処方期間の長期化に加えて、薬価・診療報酬改定の影響を受けた。全社的に対応した事柄として、PCR検査キットや、抗原検査キット等の新しい需要への対応を行なった。また、eコマースで購入した商品の店舗受取りサービスの対象店舗を拡大した。

 ドラッグストア事業については、マツモトキヨシHDとのMD統一によるシナジーを早期実現することができた。子会社CFIZ(大阪府)による23店舗の出店を含む、52店舗の出店、28店舗を退店した。結果、売上高では対前期比8.2%減となった。

 調剤事業については、M&Aや調剤併設化による規模拡大で105店舗の増加があった。オンライン服薬指導への対応なども行なった。結果、売上高は同9.2%増となった。

 全社的に、販売管理費においては人件費コントロール、営業費の圧縮などを行い、結果として販売管理費は同0.2%減となった。

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