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京都で初めて洋食を提供 老舗レストランで食べる名物ハンバーグ

2025/03/14 10:55
森本 守人 (サテライトスコープ代表)
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今回は、京都で洋食を最初に提供した老舗レストランで食事をするお話である。名物はハンバーグ。現代にあっては、決して珍しくないメニューだが、いただくと美味であるだけでなく、他にはない自店の特徴を打ち出している点に関心する。どのような店、料理なのだろうか、早速案内しよう。

老舗レストランでハンバーグを食べる

まずは日本初の公立植物園へ

 目的地の老舗レストランに行く前に、まずは近くの名所に立ち寄る。私の中では、いつもセットで行くイメージがある。

 最寄りは、京都市営地下鉄烏丸線の「北大路」駅。北大路通を東進、賀茂川を渡って最初の信号を北へしばらく歩く。10数分で到着したのは「京都府立植物園」である。

まずは「京都府立植物園」へ

 他府県での知名度は不明だが、京都市民にはとても馴染みのある場所。幼稚園、また小中学校の時、写生大会やちょっとした遠足といえば必ずここだし、家族で訪れた思い出がある人も少なくないはずだ。個人的に大好きで、たまにふらりと足を運ぶ。観光で来た方にもおすすめである。

 入口で200円を支払い、入場する。この施設でこの金額しか取らないとは、いくら府立とはいえ安すぎですよ、ホント。

 とはいえ昨今のコスト高を背景に、25年4月から値上げされるというニュースを聞いた。従来は200円とは別に温室を見る場合、入館料200円を支払う必要があった。これを一本化し500円にするそうだ。それでも良心的な設定だと思う。

熱帯植物を集めた温室

 さて園内を歩く。まず目についたのは「おかげさまで開園100周年」と書かれた垂れ幕がかかっていることだ。あちらこちらで「100」の数字をフィーチャーしており、植物で文字を表現している場所もあった。

日本最古の公立植物園で、2024年に開園100周年を迎えた

 実はここ、日本初の公立植物園なのだ。開園は1914年1月1日で、2024年に100周年を迎えた。歴史ある場所であることを意識しながらの散策は気持ちがいい。

 園内は、はす池、ばら園など約20のエリアに区分され、テーマごとに植物を楽しめるようになっている。熱帯植物を集めた温室もあるのは前述の通りで、興味のある方はぜひ足を運んでほしい。

園の中央にある芝生

 本来ならお弁当を持って来たいところだが、今日は、これから食事の予定があるのでそのまま北側の出入口から園を後にし、老舗レストランへ向かう。北山通を西へ数10m進んだところが本日の目的地「キャピタル東洋亭本店」である。なお直接行くときの最寄りは地下鉄の「北山」駅。

 創業は1897年(明治30年)。公式Webサイトには「当時、高嶺の花だった『西洋料理』の美味しさを、京都の町衆に食べていただきたいとの一心で、妻さたと、苦労を重ねながらはじめました」とある。

本日の目的地「キャピタル東洋亭本店」

 入口近くには「キャピタル東洋亭本店 1897」と記された看板。私は期待に胸を膨らませ、店内に入った。

創業は明治30年(1897年)の老舗レストラン

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記事執筆者

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

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