マー君VS佑ちゃん 対戦余話
私「昨日は、仙台に行って、楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手(マー君)と北海道日本ハムファイターズの斉藤佑樹投手(佑ちゃん)の投げ合いを観戦してきました。もうあの夏の甲子園決勝から5年も経つんですねえ」
Mさん「3日前に前売り券が完売するなんてめったにないよね。野球ファンにとっては、今年最高のカードだったかもしれないね」
私「あの小さな球場(クリネックススタジアム宮城)に2万800人ですから、注目度は抜群としか言いようがありません。結果は4対1で楽天の勝ち。プロとして先輩のマー君は絶対に勝たなければいけない試合で勝ち、『兵庫の敵を宮城で討った』のだから大したものです。ただ、最終回で押し出しで1点を献上して完封試合を逃したことは悔やまれます。一方の佑ちゃんも6回に3失点しなければもっと接戦でした。しかも仇敵相手にプロ入り初完投したのだから、やっぱり何か持ってますよね」
Mさん「そう。斉藤は絶対に何かを持っている。でも、現状はプロ5年目で年棒2億円の田中の方が一枚も二枚も格上だね。興行的には年間2試合くらいは、2人のピッチャーを対決させることがいいんだろうけど、シーズン後半になって競ってくるとなかなか、当てられなくなるよなあ」
私「そういうもんなんですか?」
Mさん「そういうものなんですよ。やっぱり、首位争いの時に、楽天の先発が田中とくれば、ダルビッシュ有を当てて勝ちに行かなければいけない。現時点で斉藤を田中にぶつけるということは、1勝を落としてもいい覚悟を決めなければいけないということなんです。斉藤は、斉藤よりも格下の投手にぶつければチームに貢献してくれるのだから、いまの力量ならそうしなきゃいけない」
私「一昨日の試合では、日本ハムが10対3で楽天に勝っていたから佑ちゃんを出しやすかったということですか。今日(11日)の先発はダルビッシュ投手だから、勝ちが見込めて、3連戦を2勝1敗で勝ち越せますから」
Mさん「まあ、パシフィックリーグは予告先発(事前発表)制だから、もう9日の時点では先発投手は決まっていたけれども、2勝1敗を続けていければ優勝がグンと近づくことは確かだね」
私「プロは勝ってなんぼですものね」
Mさん「その通り。プロは興業よりも勝つことを優先させるべきだなあ」
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