実践!流通英会話27 “動詞を使わずに”質問してみましょう

太田 美和子
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解説

改装の失敗の打開策の2つめ、売場のイメージチェンジの話を聞いています。部門ごとに結成されたプロジェクトチームが大活躍したようですね。さて、今回と次回、山田社長は動詞を使わないで質問をします。そこに注目してください。それを含めて、今回は3つのセンテンスをご紹介します。いずれもいったん覚えてしまえば、使い勝手のよいセンテンスです。

このセンテンスを覚えよう!

How did you change the store’s image without spending a lot of money? : 長いセンテンスですが、How did you ~? は何度か登場しているのですでにご存知ですね。ご紹介し たいのは without spending a lot of money の部分です。 without の後に動名詞(動詞+ing)を持ってきます。すると、「~す ることなく」という意味になります。たとえば、「朝食を食べずに仕事 に出かけた」は、I went to work without having breakfast. と なります。

We decided not to make any structural changes. : decide は「決心する」。たとえば、「会議に出席することを決めた」 は、I decided to attend the meeting. となります。しかし、われわ れは時として「~しないことを決める」こともあります。その場合に は、decided not to~ となります。「会議に出席しないことを決め た」は、I decided not to attend the meeting. です。not の位置 にご注意ください。

Such as? : such as は「たとえば」という意味です。f or example と意味は同じですが、使い方が少し異なります。for example は文頭にも文中にも来ますが、such as が文頭に来るこ とはありません。常に文中で使います。しかし、山田社長は言葉の冒 頭に such as を使っていますね。これは、その前に話すストーン店 長の「素晴らしいアイデアを考え出してくれた」に言葉を継いだので す。こうすることで、相手に事例の列挙を促すことができます。「事 例を挙げていただけますか?」と長い文章にするよりも簡単ですね。

KEYWORD 一般的な用語

come up with : 「提案する」「案を見出す」の慣用句。

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