ジャパンミート(JMホールディングス)

生鮮を強みに特色のある店舗を展開

2029年7月期に売上高2500億円をめざす

JMホールディングスは関東を中心に食品スーパー(SM)、外食を133店舗展開する(2025年7月末)。主力事業は連結売上高の9割超を占めるSM事業だ。

 SM事業は、1945年精肉専門店として創業した同社が、青果・鮮魚・総菜の専門子会社を合併し業容を拡大。生鮮の専門性を生かした売場づくりに取り組んできた。特定の商品を大量に陳列する「異常値販売(単品大量販売)」を定期的に実施するほか、精肉については加工物流センターだけでなく店舗内で必要に応じて加工を行うなど戦略的・効率的に販売する。仕入れでは、自社の加工物流センターの大量備蓄機能を活用し、食材価格変動の影響を受けにくい体制を構築している。

SM事業では、ジャパンミート、花正、スーパーみらべるの子会社3社がそれぞれ異なる店舗形態を運営する。

ジャパンミートは、精肉を核に青果・鮮魚・総菜の専門性を強調した大型商業施設内店舗「ジャパンミート生鮮館」のほか、ジャパンミート生鮮館を小型化した単独店舗の「ジャパンミート卸売市場」「パワーマート」「食肉卸売センターMEAT Meet」を展開する。

花正は、都市型ホールセールと位置づける業務用スーパー「肉のハナマサ」などを東京都内中心に展開する。プライベートブランド「プロ仕様」で特徴を明確にしつつ、一般家庭の顧客買物需要にも応えられる品揃えをする。

スーパーみらべるは、地域密着型食品スーパー「スーパーみらべる」を、東京都北部を中心に12店舗展開している。地域に密着した店舗運営を行い、生鮮品を中心にリーズナブルな価格で販売する。

 JMホールディングスは26年7月期から4カ年の中期経営計画を推進している。店舗改装、商品の専門性強化、販売点数アップ策実施で既存店を活性化するとともに、関東・関西を中心に新規出店を加速するほか、M&A(合併・買収)を活用し業容の拡大を図る。中計では29年7月期に売上高2500億円、営業利益150億円、経常利益151億円、当期純利益91億円、ROE(自己資本当期純利益率)10%以上を目標としている。

代表取締役社長 : 境 正博

売上高売上高
総利益率
売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
154,815百万円28.4%4.6%23.7%4.7%2.8%

決算期:2023年7月 / 連結

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