メトロ キャッシュ アンド キャリー ジャパン 代表取締役社長 石田隆嗣
「お客さまと一緒に」をキーワードに顧客のビジネスの発展をサポート!
──最後に、今後の方向性について教えて下さい。
石田 商品以外の提案にさらに力を入れていきたいと思います。
たとえば、以前、お客さまから「ワインをキーワードにしたイベントができないか」と相談されたことがあります。そこで弊社のソムリエが、ワインと料理を選び、イベントの運営もお手伝いさせていただきました。お客さまから大変評価され、その経験はわれわれにとって大きな財産となり、他のお客さまにも同じような提案ができるようになりました。お客さまと当社の双方にメリットがある提案を強化していきたいと考えています。
つまり、われわれはソリューション・プロバイダーなのです。「お客さまのビジネスが繁栄していくためには何ができるか」を日々考えています。食品だけではなく、掃除の効率化から経営面での課題解決まで含めて付加価値を提供していきたいと考えています。ですから、洗剤や食器など、非食品カテゴリーのアイテムを什器・備品、厨房機器まで含めて品揃えを充実させていきます。お客さまが飲食店や居酒屋をオープンする際は、当社の店舗に来ていただければすべてが整うというところまで視野に入れています。
また、都心部に出店を進める場合、クルマを持っていないなどの理由で、来店できないお客さまもいるはずです。配送サービスで対応することになりますが、配送の時間帯や頻度など、都心であればあるほどお客さまのニーズも多様になると考えています。われわれは先手を打ってお客さまの要望にかなう提案をしていきたいと思います。