ゲンキー
総菜部門のベーシックアイテム拡充を推進
Genky DrugStoresは「近所で生活費が節約できるお店」をコンセプトに圧倒的な安さを追求する。「何でも揃うお店」をめざし、生活必需品に加え、青果や精肉等の生鮮食品の取扱強化を進めている。ドミナントエリアの構築、自社物流拠点を生かしたローコストオペレーション等の推進、さらなるEDLP(エブリデー・ロー・プライス)を追求する。
店舗展開では、レイアウトやオペレーション、品揃えなどを徹底的に標準化し、青果や精肉などの生鮮食品を扱う300坪タイプの「レギュラー店」が約9割を占める。25年9月までに「レギュラー店」全店へのセルフレジ導入を完了する計画だ。
生鮮食品については、19年9月に自社運営の中核物流センター「岐阜安八RPDC(リージョナル・プロセス・ディストリビューションセンター)」を稼働させ、食品スーパー並みの鮮度・品質を実現。本部主導の標準化により高コスト化を防ぐ。店舗開発、プライベートブランド商品開発などでも自前主義を貫き、ローコスト経営を実践している。1人当たりの売場面積(34.2坪)は業界最大、坪当たり経費高( 1 9 . 7 万円/ 坪・年)は業界最低水準、7000人商圏でも集客と収益を確保できる店舗展開を進めている。24年6月期末時点で福井県82店舗、岐阜県134店舗、愛知県136店舗、石川県61店舗、滋賀県20店舗の計433店舗を展開している。
20年4月には「福井TCチルドセンター」の稼動により北陸エリアにおける日配チルドセンター運営の自前化を実現した。23年8月には2棟目の中核センター「富山小矢部RPDC」が稼働。サンドイッチや「149円(税抜)小鉢お惣菜」、直巻き海苔なしおにぎりなど総菜部門のベーシックアイテムの拡充を進めている。28年には愛知県へ3カ所目の中核センターを建設する予定だ。
代表取締役社長 : 藤永 賢一
売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
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169,059百万円 | 20.4% | 3.9% | 16.4% | 4.1% | 2.8% |
決算期:2023年6月 / 連結