【米ウォルマート】食品宅配で新サービス「スパーク・デリバリー」

2018/09/11 10:10
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 米ウォルマートは食品宅配の「オンライン・グロサリー・デリバリー」で、一般ドライバーを活用した新サービス「スパーク・デリバリー」を始めると発表した。

 クラウドソーシング型の宅配業者、デリバリー・ドライバーズ(カリフォルニア州アーバイン)と提携して、テネシー州ナッシュビルとルイジアナ州ニューオーリンズですでに実証実験を始めており、年内にさらに数都市に広げる。一般ドライバーは都合のいい時間に自分の車でウォルマートの店舗からサービス利用者の自宅まで商品を運ぶ。ドライバーの募集や審査、報酬の支払いなどはデリバリー・ドライバーズ社が行う。

 ウォルマートは2018年中に食品宅配サービスを全米100都市に広げ、全世帯の4割をカバーする計画(現在は約50都市でサービスを実施)。このため、注文を受けた商品を店頭でピックアップして配送する「パーソナル・ショッパー」と呼ぶ自社スタッフを年初の1万8000人から2万5000人以上に増やした。ただ、自前のスタッフだけでは配送要員が足りないため、第三者との連携も広げていく。今年4月にはクラウドソーシング型の食品宅配業者、ポストメイツ(カリフォルニア州)と提携し、ノースカロライナ州シャーロットで食品宅配サービスを始めた。

 ウォルマートの食品宅配サービスは注文金額30ドル以上から利用でき、9.95ドルの配送料金がかかるが、スパークス・デリバリーは最初の利用に限って50ドル以上の注文で配送料無料とする。

 

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