アークス、中間決算は営業利益が11.4%増

アークス(北海道)が10月14日に発表した2026年2月期第2四半期決算(連結2025年3月1日~8月31日)は、売上高が前年同期比3.6%増の3,136億9,300万円、営業利益が11.4%増の79億8,100万円、経常利益が9.8%増の87億5,800万円となり、営業利益は2ケタ増益で上期を折り返した。
上期は、節約志向に対応した価格強化の継続と商品力強化のため、グループのPBと位置づけているCGC商品や、新日本スーパーマーケット同盟(アークス、バローホールディングス、リテールパートナーズ)の取り組みを進めるなど、消費者に「納得価格」で商品を提供するため、生産性向上の施策とローコスト経営に注力した。
店舗展開では、従来から推進してきたスーパーアークスへの業態変更を、ラルズの「(旧)ビッグハウスサウス」、ベルジョイスの「(旧)ビッグハウス八乙女店」と「(旧)ジョイス龍ヶ馬場店」、道東アークスの「(旧)ラルズマート本町店」の4店舗で実施。
また、ラルズ1店舗、ユニバース2店舗、ベルジョイス2店舗を改装し、業態変更を含めて計9店舗で改装を行った。通期では、新規出店1店舗、店舗改装は上期の9店舗を含めて24店舗を計画した。
既存店の売上高については、第1四半期3.4%増、第2四半期3.2%増、中間期3.3%増で推移。客数が第1四半期0.5%増、第2四半期1.1%増、中間期0.8%増、客単価が第1四半期2.9%増、第2四半期2.1%増、中間期2.5%増となったことで、既存店売上高を前年同期より押し上げた。
また、売上総利益率が0.1ポイント改善して25.0%となったことで、売上総利益は3.8%増の783億3,400万円に伸長。販管費は3.0%増の703億5,200万円と膨らんだが、販管費比率が0.2ポイント低下して22.4%になったことから、営業利益で2ケタ増益を果たした。
2026年2月期の連結業績については、売上高で2.4%増の6,230億円、営業利益で2.9%増の164億円、経常利益で2.6%増の180億円を見通し、増収増益決算を予想した。





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