ローソン、南海トラフ巨大地震に備えた“災害支援コンビニ”設置


ローソンの外観
※写真はイメージ

 ローソン(東京都)は10月15日、南海トラフ巨大地震に備え、平時は買い物拠点、災害時は地域住民の支援拠点となる“災害支援コンビニ”を設置すると発表した。

 まずは千葉県富津市の「ローソン富津湊店」を1号店として、2025年度内に運用を開始。2030年度までに全国100店舗への拡大を目指す。

 また、同様に2030年度までに、社用車100台を電動車(PHEV/PHV・EVなど)に入れ替え、地震以外の有事の際にも店舗運営などの非常用電源として活用できる体制を整える。

 政府の地震調査委員会によると、今後30年に南海トラフ巨大地震が発生する確率は「60~90%程度以上」とされている。また、気象庁によると直近10年間の短時間強雨発生回数は過去(1976年~1985年の10年間)と比べ約1.5倍に増加している。こうしたリスクを踏まえ、ローソンは、自然災害発生時の店舗営業を想定した設備・防災備品を備え、「マチのインフラ」として災害発生時にも営業を継続できる仕組みづくりを進める。

※:PHEV/PHV…ガソリンエンジンと電気モーターの両方で走行する自動車
  EV…電気を動力とする自動車

ローソン災害支援コンビニに導入予定の機能(一例)
災害支援コンビニに導入予定の機能(一例)(ローソン ニュースリリースより)

【災害支援コンビニ 1号店 概要】
店舗名:ローソン富津湊店(既存店・直営店)
所在地:千葉県富津市湊1238‐1
開始時期:2025年度内予定
選定項目:
 「南海トラフ津波避難対策特別強化地域」または「南海トラフ防災対策推進地域」
 「ハザード基準」※自社基準
 「店舗の敷地面積」など
その他:「防災訓練」「防災イベント」なども開催予定

<災害支援コンビニに導入予定の機能詳細(一例)>

ローソン災害支援コンビニに導入予定の機能詳細(一例)
(ローソン ニュースリリースより)

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