8月の対米輸出13.8%減、自動車低調=全体では貿易赤字2425億円

時事通信社

東京港の国際貨物ターミナルに積み上げられたコンテナ
〔写真説明〕東京港の国際貨物ターミナルに積み上げられたコンテナ=7月8日(AFP時事)

 財務省が17日発表した8月の貿易統計速報(通関ベース)によると、米国向け輸出額は前年同月比13.8%減の1兆3855億円だった。減少は5カ月連続。トランプ米政権による関税措置の影響で、自動車の落ち込みが続いた。世界全体で輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2425億円の赤字だった。赤字は2カ月連続となる。

 対米の貿易収支は50.5%減の3240億円の黒字と、4カ月連続で黒字額が減少した。自動車の輸出額は28.4%減の3076億円。台数ベースでも9.5%減った。大型車の輸出が減っているという。1台当たりの単価も356万円と、前年同月から20.9%落ち込んだ。 

 世界全体での輸出額は自動車や鉄鋼が減った影響で、0.1%減の8兆4252億円だった。輸入額は原油や医薬品がマイナスとなり、5.2%減の8兆6677億円。原油の輸入は金額ベースで21.0%減と7カ月連続で減少。数量ベースでは2.5%のマイナスだった。

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