富士薬品、茨城県龍ケ崎市と健康づくり等の包括連携協定を締結

富士薬品(埼玉県)は7月29日、茨城県龍ケ崎市と健康増進に関する包括連携協定を締結した。
同協定により、富士薬品は龍ケ崎市と連携し、セルフメディケーションの推進、健康情報の発信、高齢者の見守り支援、防災・災害対策への協力など、5つの分野で地域住民の健康づくりや安心・安全な暮らしに貢献する取り組みを進めていく。
同社ではこれまでも、主力事業である配置薬の仕組みに基づき、登録販売者の資格を持つ営業員が家庭や企業を訪問しており、今回の協定では、その活動を通じてOTC医薬品の適正使用や生活習慣病予防に関する情報を対面で提供し、地域密着型の健康支援をさらに強化する。
また、高齢者のいる家庭への積極的な声掛けや相談対応、営業活動中の徘徊者の発見・捜索協力なども行う。さらに災害時には、避難所などへの医薬品の無償提供をはじめ、防災面での連携も強化していく。
富士薬品は現在、配置薬販売事業において龍ケ崎市内の約1,500軒の家庭や企業に医薬品を提供しており、2022年以降は自治体との包括連携協定の締結を進めている。今回の龍ケ崎市との協定は27例目となる。
一方、龍ケ崎市では、持続可能なまちづくりの方針として「龍ケ崎みらい創造ビジョンfor2030」を掲げ、健康づくりや防災強化に注力している。
こうした中で、市は富士薬品が地域住民と日常的に接している点や、一軒一軒を訪問する配置薬販売の営業スタイルが市民の健康支援や見守り活動に資すると評価し、今回の包括連携協定の締結に至った。
富士薬品は今後も、龍ケ崎市と連携し、地域住民の健康づくりと地域社会の活性化に取り組んでいく考えだ。





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