リテールパートナーズの第1四半期決算は営業利益が18.3%増


リテールパートナーズロゴ

 リテールパートナーズ(山口県)が7月15日に発表した2026年2月期第1四半期決算(連結2025年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比5.8%増の688億5,700万円、営業利益が18.3%増の18億8,900万円、経常利益が6.2%増の20億9,300万円となり、営業利益は2ケタ増を達成。スーパーマーケット事業の営業収益は5.8%増の686億2,200万円、営業利益は17.3%増の19億4,000万円と伸長した。

 第1四半期は、活性化を目的に既存店4店舗で改装を実施。客数が増加したほか、物価高の影響による客単価の増加と相まって、売上高が伸長。一方、商品および原材料価格の高騰に伴う仕入高の増加や、賃上げに伴う人件費の増加、決済手数料や電力料などの店舗運営コストの増加など、各種コストの増加傾向が続いたが、生産性の向上と経費削減対策を進め、営業費用の抑制に努めた。

 2021年に戸村精肉本店、2023年にハツトリーを子会社化し、九州南部における店舗展開をにらみ、同エリアの物流の安定化と最適化に注力。前年度は、宮崎市に「RPG宮崎物流センター」を設置し、グループ会社内で共有する物流拠点として運用。第1四半期には、商品供給体制のさらなる強化のため、マルミヤストアが宮崎市の精肉加工会社の事業を譲り受け、精肉プロセスセンターの「宮崎ミートファクトリー」を新設した。

 売上総利益率は前年同期とほぼ同じ23.7%を維持し、売上総利益は8億6,100万円増の157億600万円。営業収入を加えた営業総利益は9億9,000万円増加して181億8,200万円となり、販管費を6億9,700万円増にとどめたことで、営業利益は前年同期に比べて2億9,200万円増加した。

 2026年2月期の連結業績については、営業収益で3.0%増の2,747億円、営業利益で7.0%増の73億円、経常利益で5.0%増の84億円を計画した。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態