パナソニック コネクト、顔認証サービス「KPASクラウド」に新たなサービスを追加


パナソニックコネクト「現場管理サービス」
(パナソニックグループ ニュースリリースより)

 パナソニック コネクト(東京都)は7月8日、顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」の新たなラインアップとして、「現場管理サービス」の提供を開始した。

 このサービスは、「KPASクラウド」を工場、建設現場、倉庫などの現場向けに、必要な機能を開発不要でスムーズに導入できるようパッケージ化したもの。今回のリリースではその第一弾として、現場における作業員や来訪者など、さまざまな関係者の出入りを顔認証で正確かつ迅速に一元管理する「入退場管理機能」が提供される。

 顔認証技術を活用し、関係者の入退場をリアルタイムで把握可能。汎用タブレットやPCで運用できる手軽さも特長だ。

 管理者向けにはポータル画面が提供され、「誰が、いつ、どこにいるか」をオンラインで即時に確認できる。また、入退場履歴は日報や出面表としてレポート出力でき、勤怠管理や給与計算など、入退場管理以外の業務へのデータ活用にも対応する。

 従来、現場では紙の台帳やICカードによる管理が主流であり、人的負荷やセキュリティリスクが課題とされてきた。同サービスは、そうした負担の軽減とともに、現場の省人化・効率化を支援することを目的としている。

 今後は、顔認証を活用した勤怠管理や扉ごとの入退室管理、防犯カメラとの連携による映像監視など、複数機能を統合した現場情報の一元管理プラットフォームの実現を目指す。現場の課題解決をサポートするサービスとして、さらなる進化を図る方針だ。

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