景気動向指数、2カ月連続改善=自動車関連が好調―1月

時事通信社

東京都内の横断歩道を渡る人たち
〔写真説明〕東京都内の横断歩道を渡る人たち(EPA時事、資料写真)

 内閣府が10日発表した1月の景気動向指数(2020年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.1ポイント上昇し、116.2となった。自動車や自動車部品の出荷などが好調で、2カ月連続で改善した。基調判断は「下げ止まりを示している」に据え置いた。

 自動車関連が好調だったことが、耐久消費財の出荷や商業販売額(小売業)の増加につながった。一方、半導体製造装置の生産や出荷は減少。輸出も前月に伸びた反動で、欧州、米国、アジア向けがいずれもマイナスとなった。 

 数カ月先の景気を示す先行指数も0.1ポイント高い108.0と、2カ月連続で上昇。自動車部品などの在庫率が改善したことが主因という。

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